室内の空気を汚染することに

2011.09.02

自然とつくと安心?それは怖いと思う。家をつくる時に使われる各種建材にもやたらと自然の二文字が目立つ。家づくりに大きな変化が見られるようになったのは、新建材といわれる材料が使われるようになってからだと思う。工業製品化による新しい複合材料が続々と生まれた。そして現在の家づくりは、そうした新建材が多用されている。素材の選択肢が広がり、内・外装とも多種多様になってきたことは事実だと思うし、住宅の性能が上がったり、施工性が良くなってコストダウンにつながったりした物もあったと思う。しかし、居住者の健康を害するという開発当初は思いもかけないような結果を生むことになる。室内に使われる建材には直接人間の肌が触れる。そして呼吸器を通じて体内に取り込まれる室内の空気の質も、家をつくる時に使われる建材や素材によって決定づけられている。年々増え続けている化学物質の数に呼応して、新たなる化学物質が居住者のまわりにとりこまれてくる。そしてそうした物質は、常温で気化するもの、温度が上がると気化するものなど、いずれにしても室内の空気を汚染することになる。