「先生、この子は人に負けてもなんとも思わないのですから」と、おっしゃるお母さんがいらっしゃいますが、競争が嫌いと思われる場合にも、本当に人と競争することが嫌いな場合と、そうではなく、きっかけがつかめればやっぱり負けたくないと思っている場合の二つのパターンが考えられます。お子さんがどちらかを見極めるには、好きなことに対する態度で判断してみましょう。好きなもの、得意とするものに対しても競争心がでないかどうかです。過去に、勉強が嫌いで成績もいっこうに上がらない子がいました。でも、彼に鉄道のことを語らせたら、当時右に出るものはいませんでした。お母さんは、彼は競争が嫌いだとおっしゃいましたが、鉄道に関しては自分が知らない知識を他の人が知っていたりすると悔しそうでした。つまり、彼は後者なのです。こんな場合は、やってみようかなと思える方法を模索してあげなければなりません。それが塾なのか、家庭教師なのかはさまざまですが、とにかく早期にきっかけを見つけて突破口をつくってあげることが大切です。また、本当に競争が嫌いな子もいます。今ブームの百マス計算がとても苦手で、学校でイヤイヤやったことがずっと尾を引いていて、中学になっても計算・百マスと聞くだけで投げ出してしまう子もいます。そんな場合は、個人指導塾や家庭教師がいいでしょう。受験を考えているからとおっしゃるなら、塾と会場試験を組み合わせてみてもいいかもしれません。
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