DMGIに配信を依頼することになると、所定のデータ入力用スプレッドシート(エクセルファイル)が送付されてくるので、楽曲情報やISRCなどを人力し、メールで担当者に送付します。そして、コンテンツやアルバムカバーは別途CD−Rで郵送する仕組みです。DMGIの良い部分は、Iチューンズ・ストア日本向けの楽曲であれば、日本語のタイトル表示にも対応してくれるという点です。ただし、1つのアルバムに対し国別に分けた複数のアルバム情報を持たせることはできないため、次のように欧文と日本語を並記する形になります。アーティスト名の並記例「Yamasaki'sBand―山崎潤一郎バンド」曲名においても同様に、和文欧文を並記してDMGIに送付します。TJANコードやISRCは、日本で取得したものがそのまま利用可能です。日本以外のストアでも上記のように並列表示されるため、日本語フォントのないパソコンで日本語部分が正しく表示されるとは限りませんが、欧文も同時に表示されるので問題はないでしょう。実際、筆者がプロデュースした何枚かのアルバムが、この方法で、DMGIを通して日本を含む22ヶ国のIチューンズ・ストアで販売されていますが、特に問題は起きていません。また、DMGIでは、先のtunecoreのように初期費用や年間管理費用の要求をしません。その代わり、販売実績に応じてストアへの卸売価格から2割を販売手数料として引いた額が、コンテンツ提供者に支払われます。また、tunecoreのようなWeb上での報告システムがないため、担当者からの個別報告となり、売上の支払いは四半期ごとに小切手により行われます。DMGIの場合、コンテンツを渡してからIチューンズ・ストアで配信が開始されるまで約2ヶ月を要します。tunecoreや次に紹介するライツスケールが実質1ヶ月程度で開始されることを思うと、遅めであることは認識しておきましょう。
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