刺激物質によって癩痕組織を普通よりずっと多く形成させることで、癩痕組織が液状のシリコーンを動かないようにトラップして、あるべき場所にシリコーンを留めるためだった。その場合は、シリコーン液粒周囲の著しい癩痕化のために腫瘍に似たグロテスクな固まりを作った。その上、感染すると、時々、バストを覆っている皮膚や乳首に壊疸状のただれができた。直接シリコーンを注入して起きる合併症は、バストの形が崩れただけでなく、責めさいなまれるような苦痛をしばしば伴った。1960年代の初め頃には、液状シリコーン注入法の欠点は誰の目にも明白になった。しばらくの期間、シリコーン注入法よりもむしろポリビニルアルコール製のスポンジを入れようという試みがなされたが、この方法にも問題があった。スポンジ周囲にできた癩痕組織がスポンジの中にある小さい穴を全部ふさぎ、癩痕組織が収縮する
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