説明しなくてもわかりあえる関係がいい

2011.06.13

金銭感覚に加えて、人間的なセンスが近いかどうかも結婚前に知っておいたほうがいいことの一つです。なんとなく面白い、なんとなく許せないというときに、何かいいのか、何かダメなのかが通じる関係でなければ、お互いに辛くなってくるのではないでしょうか。それは夫婦だけでなく、友達同士の関係でもあるでしょう。いちいち言葉で説明しなくてもわかってくれる。すべてをというのは無理でも、「最低でもここだけは押えておいてはしい」という、お互いのレベルというか、呼吸というか、そんなものがあると思うんです。たとえば、日常生活の中で何を恥ずかしいと思うかも、人によってさまざまです。中華料理店に行って、食べ切れないぐらい頼むことが恥ずかしいのか、何人かで行って二品しか頼まないことが恥ずかしいのか、あるいは残ったものを「テイクアウトにしてください」と頼むことが恥ずかしいのか。そういう相手の生活センスの違いというのは、デートしていても言葉の端々でわかるものです。毎日のように顔をつき合わせていくわけですから、夫とどこかに出かけるたびに恥ずかしい思いをしていたらケンカになるし、だいいちお互いに嫌な気分になるでしょう。話の通じない相手との結婚生活は窮屈です。自分にとって基本と思えるようなところは、できるだけ説明しないですむ人であるというのが、一緒に暮らす上では大切なのではないでしょうか。たとえば。趣味が違っていてもいいと思うんです。フランス映画が好きか、ハリウッド映画が好きか、あるいは吉本系のどたばたコテコテのお笑いが好きか嫌いか、というのは好みの問題ですから。でも、相手が大笑いしているのに、自分にはなぜそれが面白いのかわからないと、だんだんと「この人違う!」と心のどこかで思うようになるのではないでしょうか。